卵黄を与える際、最も重要なのが調理における「加熱時間」と「分離のスピード」です。中途半端な加熱はアレルギーを引き起こす危険性を高めてしまうため、プロの調理法ではなく医療視点での厳格な下処理が求められます。
まず基本となるのが「固ゆで卵」の作成です。沸騰したお湯に卵を入れ、中心部まで完全に火が通るよう15分から20分間しっかりと茹で上げます。ここで絶対に忘れてはならない秘訣が、茹で上がったら間髪入れずに殻をむき、白身と卵黄を素早く分離することです。
卵白に含まれる強いアレルゲン成分(オボムコイドなど)は、加熱後も時間の経過とともに卵黄へと移行してしまいます。そのため、温かいうちに白身を取り除き、卵黄の中心部分だけをスプーンでくり抜いて使用するのが医師推奨の安全なアプローチです。くり抜いた卵黄は、少量の湯冷ましや昆布だしで滑らかに伸ばし、「卵黄ペースト」に仕上げることで、喉ごしも良くなり赤ちゃんがスムーズに飲み込めるようになります。