「理学療法士はやめとけ」は本当か?年収の壁と飽和の真相を徹底解剖

「理学療法士はやめとけ」は本当か?年収の壁と飽和の真相を徹底解剖

「理学療法士はやめとけ」は本当か?年収の壁と飽和の真相を徹底解剖の重要なポイントについて、最新情報を取りまとめてご紹介します。

待遇面と並んで志望者が直視しなければならないのが、理学療法士の将来性と市場飽和の問題です。公益社団法人日本理学療法士協会の会員数は2026年代半ばで14万人を突破し、有資格者の総数はすでに20万人を優に超えています。

厚生労働省が公表した「医療従事者の需給検討会 理学療法士・作業療法士分科会」の将来推計報告書では、極めてショッキングな試算が突きつけられています。2026年から2040年頃にかけて、理学療法士の供給数は需要数を大きく上回り、供給数が需要の約1.5倍に達すると見込まれているのです。

平成初期のセラピスト不足を受けて専門学校や大学のリハビリ学科が全国で乱立した結果、市場には毎年大量の新人PTが送り込まれ続けています。高齢化に伴ってリハビリ患者自体の総数は増加傾向にあるものの、それを遥かに上回るペースで供給が増えているため、椅子取りゲームの様相を呈しています。現在では「希望する地域や条件の良い病院には新卒でも入れない」「非常勤雇用や契約社員の比率が上がる」といった事態が現実のものとなっています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。