「以前は朝の通勤時、踏切の前で5分以上足止めされるのが当たり前でした。仕事前のイライラが嘘のように消えましたね」。駅近くのカフェで仕込みをしていた50代の店主は、高架上を通過する列車を見上げながらそう笑う。
今回の連続立体交差化により、駅周辺にあった合計9箇所の踏切が一挙に全廃された。これまで救急車の通過や路線バスの定時運行を阻んできた最大のネックが解消された意味は極めて大きい。周辺の幹線道路では慢性的だった車列の渋滞が消え、物流トラックのボトルネックも劇的に改善。都市の血流が一気に巡り始めた格好だ。