「裏ビデオ」の違法性と歴史を徹底解説|法規制とネットのリスク

「裏ビデオ」の違法性と歴史を徹底解説|法規制とネットのリスク

「裏ビデオ」の違法性と歴史を徹底解説|法規制とネットのリスクに関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

ネット上には「無修正動画を所持しているだけで即座に逮捕される」「海外サイトなら日本の警察は手を出せない」といった誤った言説が散見されます。実務上の正確な法的解釈を把握しておくことが不可欠です。

第一に、裏ビデオ所持の罰則に関して、現行の刑法175条では「個人的な観賞目的での単純所持」そのものを直接処罰する規定は存在しません(※児童ポルノ禁止法が規定する児童ポルノの単純所持は明確に違法であり処罰対象です)。しかし、「頒布の目的」で保管していた場合は、所持の段階で摘発対象となります。数千点に及ぶ大量保管やクラウド共有設定がなされている場合、捜査機関によって「頒布目的」と認定されるリスクが生じます。

第二に、購入や閲覧のリスクは刑事責任だけにとどまりません。違法アップロードされた動画をダウンロードする行為は、著作権法第30条第1項第4号(違法ダウンロードの処罰化)に抵触し、有償著作物と知りながらダウンロードした場合は2年以下の拘禁刑もしくは200万円以下の罰金が科される可能性があります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。