被害は飛翔性害虫だけにとどまらない。農林水産関連機関から各地に発令されているカメムシ注意報・警報は、果樹園や水田地帯のみならず、都市中心部の高層マンションにまで波及している。強烈な悪臭を放つカメムシは、白い外壁や明るい照明に引き寄せられ、サッシのわずかな隙間から室内に侵入する。
Yahoo!ニュース(生活・防災)のリアルタイム集計でも、防虫対策や駆除に関する検索数が急上昇を続けている。特に人々の不安を煽っているのが、インバウンドの回復や物流の活発化に伴って再流行の兆しを見せるトコジラミ(南京虫)だ。宿泊施設だけでなく、一般家庭の家具や隙間への潜伏事例が相次ぎ、一度持ち込まれると個人での根絶が極めて困難な状況を作り出している。