内閣総理大臣を務める石破茂のもとで進む今回の人事調整は、従来の慣例を大きく覆す布陣になるとささやかれている。首相官邸の主導権を強め、山積する内外の課題を一気に突破する狙いが透けて見える。関係者の間では、実務能力重視のキーマン起用が確実視されており、党内各グループの思惑が激しく交錯する。
焦点は、経済再生と社会保障改革を強力に推し進める主力閣僚の人選だ。とりわけ財務、経済産業、外務といった主要ポストを誰が担うのか。市場と国民の不信感を払拭できる実力派の抜擢が命題となっている。政権の命運を左右する人事のドラマは、まさに最終段階を迎えた。