歴史を振り返れば、江戸時代の刑罰は単なる懲罰ではなく、見せしめによる治安維持の効果を狙ったものだった。群衆はそれを一種の娯楽として消費していた側面もある。
現代のデジタル空間における現象も、本質は全く変わっていない。アクセス数(PV)やインプレッション数が金銭的価値を生む現在のネット経済において、他人の失脚は最も効率の良いコンテンツだ。怒りを煽り、正義感を刺激することで、プラットフォームと発信者は莫大な利益を得ている。この経済的インセンティブが存在する限り、自主的な自浄作用を期待するのは不可能に近い。