入社後、順風満帆なアイドルアナウンサーとしての道を歩むかに見えた鈴江アナに、キャリア最大の転機が訪れます。それが2006年秋に鳴り物入りでスタートした夜の大型報道番組『NEWS ZERO』の立ち上げメンバーへの抜擢でした。
メインキャスターの村尾信尚氏、嵐の櫻井翔氏、そして同世代の小林麻央さんらとともにスタジオを支えるサブキャスターに就任した鈴江アナは、スタジオで原稿を読むだけでなく、国内外の過酷な取材現場へと自ら足を運びました。当時の番組制作スタッフの手記や報道関係者の証言によると、彼女は「単にニュースを伝えるマスコットには絶対になりたくない」と強い覚悟を口にし、深夜遅くまで資料を読み込み、現場取材の質問事項を徹底的に推敲していたといいます。
当時の視聴者層からは、「バラエティで見ていた可愛い鈴江アナが、鋭い視点と温かい眼差しを持つ本格派キャスターへと劇的に変わった」と驚きと称賛の声が上がりました。このZERO時代の7年間にわたる徹底的な現場主義と鍛錬こそが、今日の報道キャスター・鈴江奈々の強固な礎となったことは間違いありません。