鈴木亮平を語る上で欠かせないもう一つの決定的な側面が、極めて高い知性と語学力です。兵庫県西宮市出身の彼は、兵庫県立芦屋南高校(現・芦屋国際中等教育学校)時代にアメリカ・オクラホマ州への1年間の交換留学を経験。帰国後には全国高校生ドイツ語スピーチコンテストで優勝を果たすなど、語学に対して並々ならぬ情熱を注いでいました。
進学先は難関で知られる東京外国語大学外国語学部欧米第一課程英語専攻。在学中に実用英語技能検定(英検)1級を取得し、海外メディアからの単独インタビューにも通訳なしで淀みなく受け答えできるレベルの英語運用能力を確立しました。さらに、世界遺産検定1級を取得するなど、興味を持った対象を学問的レベルまで掘り下げる探究心は学生時代から際立っていました。
このアカデミックなバックボーンは、彼の俳優人生に直結しています。役作りに際して台本の表層だけをなぞるのではなく、時代背景、登場人物の社会的階層、心理的力学を綿密にリサーチする姿勢は、大学での比較文化研究や言語分析の手法そのものです。ハリウッド映画や海外共同製作の現場でも高い評価を得る土台は、まさにこの学生時代に築かれていました。