Q1:琉球王国自体が生産していた特産品にはどのようなものがありましたか?
A1:中継貿易が中心だった琉球ですが、自国産品としては「硫黄(鳥島などで採掘)」「馬」「芭蕉布」「泡盛」などがありました。特に硫黄は、明や日本において火薬の原料として重宝され、重要な朝貢品・輸出品となりました。
Q2:朝貢貿易と中継貿易の違いは何ですか?
A2:朝貢貿易は「周辺国の王が中国皇帝に貢物を差し出し、返礼品(回賜)をもらう儀礼的・公的な国家間貿易」のことです。中継貿易は「ある国から輸入した商品を、自国で消費・加工せずそのまま別の国へ輸出して差額利益を得る貿易手法」を指します。琉球は朝貢貿易という公的な仕組みを利用して、多国間の中継貿易を展開しました。
Q3:1609年の薩摩藩侵攻の後、琉球の貿易は完全に停止したのですか?
A3:停止していません。むしろ薩摩藩と江戸幕府は、中国の生糸や薬種などを入手する貴重な窓口として琉球の朝貢貿易を積極的に継続させました。ただし、かつてのように東南アジアへ船を出して自由に巨利を得る形ではなく、薩摩藩の厳格な統制と監視のもとで行われる体制へと変貌しました。