柳葉敏郎が秋田県(大仙市)に自宅を構え、生活の拠点を完全移住させたのは2006年のことでした。当時、人気絶頂にあったトップ俳優が地方へ本拠地を移すという決断は、芸能界でも異例の出来事として大きな注目を集めました。
移住を決意した最大の理由は、長女の誕生と子育て環境への想いでした。東京の過密な環境や多忙すぎる仕事に追われる生活の中で、「子供には土の匂いや四季の移ろいを感じながら、のびのびと育ってほしい」という強い父親としての願いがあったと、当時のインタビューや手記でも明かされています。愛妻である裕子さんと徹底的に話し合い、「教育と子育ての軸足を故郷に置く」という覚悟を決めたことが、この大英断につながりました。