世界的な大成功は、時に若き才能にとって逃れられない檻となる。10歳にして世界一有名な子役となった彼は、一時期ハリウッドの狂騒に飲み込まれ、表舞台からの引退状態を余儀なくされた。
転機を象徴していたのが、殿堂入りを果たした「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」の式典だ。劇中で母親役を演じたキャサリン・オハラとの涙ながらの再会と、「君が戻ってきてくれて本当に嬉しい」という言葉は、世界中のファンと映画業界の心を打った。それは過去の栄光の追認ではなく、過酷なエンタメ業界を生き抜き、自らの足で立っている一人の大人に対する心からの敬意だった。