カメラが回っていない場所での彼は、非常に繊細で照れ屋な一面を持っていた。アダルトビデオ業界のスタッフや出演者たちが口をそろえて証言するのは、夜の街での洗練された酒の飲み方と、決して威張らない謙虚な立ち振る舞いだ。
麻布十番などの馴染みの店で鉢合わせした際も、気さくに声をかけ、後輩や共演者たちの飲食代をスマートに支払って去っていく。そこには下心や横柄な態度は皆無であり、純粋に人と人との繋がりを大切にする一人の男性としての姿があった。そうした私生活での信頼関係があったからこそ、カメラの前で息の合った笑いが生まれたのである。