履歴書の本人希望欄に記載すべき内容は、応募者の雇用形態や現職の状況によって大きく異なります。採用担当者に違和感を与えず、スムーズに意図を伝えるための実践例文を紹介します。
1. 転職(正社員)で希望職種・希望年収がある場合
複数の職種を同時募集している企業に応募する際は、希望職種を明記しなければ選考部署の割り振りができません。一方、正社員の履歴書における希望年収の書き方は慎重さが求められます。金額を直接書くのではなく、相談の余地を残すのが定石です。
【希望職種を明記する例文】
「【希望職種】Webマーケティング職を希望いたします。
その他の勤務条件につきましては、貴社規定に従います。」
【給与・年収に言及する場合の例文】
「【給与】現在の年収(520万円)を基準として考慮いただけますと幸いですが、最終的には貴社規定に従い、ご相談の上で決定させていただければと存じます。」
2. パート・アルバイトで勤務日数や扶養内を希望する場合
パートの本人希望欄における勤務日数や時間帯の記載は、店舗や事業所のシフト調整に直結するため極めて重要です。また、本人希望欄の扶養内希望の例文では、年収上限を意識している旨を簡潔に伝えます。
【勤務日数・曜日を指定する例文】
「【勤務日数】週3〜4日の勤務を希望いたします。
【勤務可能曜日】月曜日・水曜日・金曜日の勤務が可能です。
子供の保育園送迎のため、16:00までの勤務を希望いたします。」
【扶養控除内での勤務を希望する例文】
「【勤務条件】夫の扶養控除内(年収103万円以内)での勤務を希望いたします。
週3日、1日5時間程度の勤務を希望いたしますが、繁忙期等は柔軟に対応可能です。」
3. 勤務地や勤務時間に制約がある場合
全国展開している企業や多店舗運営の企業に応募する際、家庭環境などのやむを得ない事情で転勤が難しい場合は、履歴書の希望勤務地の例文を参考に理由を添えて記載します。履歴書の勤務時間の希望も同様です。
【勤務地を限定したい場合の例文】
「【勤務地】現在、家族の介護を行っているため、自宅から通勤可能な東京本社(または23区内オフィス)での勤務を希望いたします。」
4. 在職中の転職活動で連絡可能時間帯を指定する場合
在職中に転職活動を行う場合、日中の業務中に電話を受けると選考連絡の行き違いが発生します。履歴書の在職中連絡可能時間帯を明記しておくことは、企業側への配慮としても評価されます。
【在職中の連絡時間帯を記載する例文】
「【連絡可能時間帯】在職中のため、平日の日中はお電話に出られない場合がございます。
恐れ入りますが、お電話の場合は平日18:00以降にご連絡いただけますと幸いです。
なお、メールでのご連絡は終日確認可能でございます。」