「旅立ちの日に」の替え歌カルチャーは、もはや学生だけのものではありません。近年SNSで凄まじい反響を呼んでいるのが、満員電車に揺られながら過酷な労働に立ち向かう大人たちが生み出した「社畜バージョン」です。
学生時代に胸を熱くして歌った希望に満ちたメロディが、過酷なビジネス現場の悲哀を歌い上げる応援歌へと様変わりします。「今 別れの時 飛び立とう残業の海へ」「夢見た有給は遥か遠く消え去り」といった痛烈なフレーズは、深夜残業を終えたビジネスパーソンのタイムラインに深い共感と苦笑いをもたらしています。
「学生の頃はこの曲で純粋に泣いていたのに、今では終電を逃した帰り道に口ずさんで別の涙が出る」といったネット上の声に見られるように、原曲を知る世代が年齢を重ねたからこそ成立する大人のブラックユーモアとして定着しています。