高い学術水準で知られる慶應義塾女子高等学校時代から、彼女の学問に対する姿勢は極めて真剣だった。内部進学という選択肢の中でも、特に高度な思考力が求められる法学部政治学科を選んだ背景には、単なる知的好奇心にとどまらない目的意識が存在する。
政治学という学問分野は、社会の仕組みや人間社会における意思決定のプロセスを解き明かす学問だ。複雑な社会構造や人間の心理的動きを論理的に分析する経験は、劇中の役柄が置かれた状況や歴史的背景を深く洞察する力へ直結している。この選択こそが、彼女の役者としての表現力に説得力を与える重要な根底となっている。