この事件を機に、自衛隊内部では採用プロセスの見直しが議論されました。適性検査に心理テストを導入するだけでなく、受験者のSNS利用状況を調査すべきだという極論まで飛び出しました。しかし、これは個人の信条の自由やプライバシーの侵害に直結する危険な議論です。
「監視を強めれば強めるほど、隊員は本音を隠し、より深い闇へと潜っていく」と指摘する専門家もいます。必要なのは監視の強化ではなく、日頃から孤立する隊員を出さないためのメンタルヘルスケアの充実と、気軽に相談できる風通しの良い組織づくりです。管理強化という安易な解決策に逃げるべきではありません。