栽培の最終局面における最大の関門が、落花生の収穫時期の見極め方です。落花生は土の中に実があるため、外から熟度を確認できません。収穫が早すぎると実が小さくスカスカであり、逆に遅すぎると莢が地中で腐敗したり、殻の中で発芽して商品価値がゼロになったりします。
失敗を回避するプロの判断基準は、以下の3ステップによる多角的な検証です。
1つ目のサインは「地上部の葉の状態」です。開花からおおよそ75〜85日後(大粒種は85〜95日後)を迎えると、青々としていた下葉が徐々に黄色く色褪せ、株全体がやや倒れ込んできます。
2つ目のサインは「必ず試し掘りを行うこと」です。株全体の収穫に踏み切る前に、株元の端にある土を少し掘り、2〜3個の莢を収穫して観察します。莢の表面に明瞭な網目模様がくっきりと浮き出ているかが最初のチェックポイントです。
3つ目のサインは「殻の内側の網目確認」です。試し掘りした殻を割り、内側の薄皮を確認します。未熟なものは殻の内側が真っ白ですが、完熟に達した落花生は殻の内側に褐色の網目模様が現れます。この状態を確認できた段階で、晴天が続いた乾燥した日を狙って株ごと一気に引き抜くのが、落花生栽培で失敗しない育て方の黄金律です。