番組を手掛けるのは、『水曜日のダウンタウン』などで知られる演出家・藤井健太郎だ。彼の演出には、常に独特の「悪意」と、お笑いに対する狂気的な「愛」が同居している。出演者たちを極限まで追い詰め、その素の表情や焦りを引き出す手腕は、本作でも遺憾なく発揮されている。
例えば、1年かけて仕込まれた壮大なドッキリや、視聴者をも巻き込んだSNS上の仕掛け。ただテレビの前に座って見ているだけでは終わらせない、能動的なエンターテインメントの形がここにある。視聴者は単なる観客ではなく、藤井氏が仕掛ける壮大な「実験」の目撃者なのだ。