ネット上の情報やダイエット愛好家の間で囁かれがちな「チョコアイスは太りやすい」「濃厚なものほど高カロリーで体に悪い」という言説には、一部の誤解が含まれています。
第一に、アイスクリームのカロリーを決定づける主因は「糖質」と「植物油脂」の配合量です。実は、カカオ分70%以上のハイカカオを使用したビターチョコアイスは、カカオポリフェノールや食物繊維が豊富に含まれており、急激な血糖値スパイクを起こしにくいという特性を持ちます。安価なラクトアイス規格のチョコバーが植物油脂でボリュームを出して350kcalを超えるのに対し、乳脂肪と純カカオマスを主体にしたアイスクリーム規格の上位モデルが200kcal前半に収まっているケースは珍しくありません。
第二に、原材料表示における「カカオマス」と「ココアパウダー」の違いにも注目すべきです。ココアパウダー主体のアイスは口当たりが軽い反面、コクを補うために香料や糖類が多く添加される傾向があります。本物の濃厚さを求めるのであれば、原材料欄の先頭近くに「カカオマス」や「生チョコレート」の記載がある商品を選ぶのが失敗しないための鉄則です。