麻生氏の経歴は極めて多彩です。学習院大学を卒業後、スタンフォード大学やロンドン大学大学院への留学を経て、1976年のモントリオール五輪クレー射撃日本代表として出場した異色のトップアスリートでもあります。青年会議所(JC)会頭を経て政界入りした後は、外務大臣、総務大臣、党幹事長などの要職を歴任しました。
2008年9月に第92代内閣総理大臣に就任した直後、世界を未曾有の金融危機が襲った「リーマンショック」が勃発します。当時は野党やメディアからの激しい逆風にさらされたものの、麻生内閣が打ち出した迅速な景気対策は目覚ましいものでした。
総額数兆円規模の定額給付金の支給やエコカー補助金・エコポイント制度の導入、さらには中小企業金融円滑化への迅速な手当てなど、果敢な財政出動を実行。国際通貨基金(IMF)への1,000億ドル拠出を国際会議で即断し、世界恐慌の再来を防ぐリーダーシップを発揮しました。この迅速な危機対応は、近年では経済学者や海外メディアからも「世界恐慌の引き金を回避させた優れた経済政策」として高く評価されています。