購入検討者が最も気にするポイントの一つが、「モーターだけで走れるのか(EV走行が可能か)」という点です。結論から言うと、大半のマイルドハイブリッド車は単独での本格的なEV走行ができません。
一部の車種では、クリープ走行時や極低速域でエンジンを停止したままモーターのみで数秒〜十数秒進む機能を備えたものもありますが、アクセルを少しでも踏み込めば即座にエンジンが始動します。そのため、「電気自動車のように静かにモーターだけで巡航できる」と期待して購入すると、「期待外れで意味がない」と感じてしまう原因になります。
しかし、マイルドハイブリッドの真価はEV走行の長さではなく、発進時のストレス軽減とアイドリングストップからの復帰のスムーズさにあります。従来のセルモーターによる「キュルキュル」という騒音や振動がなく、極めて自然に再始動するため、日常のストップ&ゴーにおける快適性は劇的に向上します。