K-POP史を見渡しても、彼ほど過酷なグループ重複活動を完遂してきたアーティストは稀だ。デビュー初期から複数のユニットでメインラッパーを務め、年間を通じてツアーとアルバム制作に追われる日々。限界を超えた過密日程のなかで、彼は倒れるどころか、自らの音楽性を極限まで研ぎ澄ませてきた。
2026年の今、彼がソロ名義で発表する楽曲群は、グループ活動で見せる表情とはまったく異なる深い色彩を帯びている。オルタナティブ・ロックからディープなヒップホップ、緻密なR&Bトラックまで、自らの声を縦横無尽に泳がせるスタイルは、ジャンルという境界線そのものを無効化してしまった。