堤防釣りで絶大な人気を誇るターゲットたちも、潮の満ち引きと密接に連動して行動パターンを変化させます。代表的なターゲットである「シーバス(スズキ)」と「アジ」を例に、その生態と狙い目を紐解きます。
シーバスは潮流の変化に極めて敏感な魚です。特に下げ潮のタイミングでは、河川や運河から流出するベイトを狙って、明暗の境界や橋脚のヨレに定位します。下げ潮によって発生する強いカレントを味方につけ、ルアーを自然に流し込むドリフト釣法を展開すると、劇的な釣果をもたらします。
ファミリーフィッシングやアジングで親しまれるアジは、上げ潮に乗って堤防周辺や港内に群れで回遊してきます。水深が浅い堤防であっても、満潮前後の潮位が高い時間帯には足元までベイトを追って接岸するため、初心者でも手軽に数釣りを堪能できます。
さらに、1日の中で最も魚の活性が上がる「朝マズメ・夕マズメ(日の出・日の入りの前後1時間)」に潮の動くタイミング(上げ三分や下げ七分)が重なると、海面が沸き立つような爆釣劇が発生します。釣行計画を立てる際は、マズメ時とタイドの変化がリンクする瞬間を最優先でスケジュールに組み込みましょう。