少子化による学校統合が進む地方都市がある一方で、首都圏郊外のように一部のエリアだけで爆発的に人口が増加する「局所的過密」に悩む自治体は少なくない。限られた予算と限られた土地の中で、どのように迅速かつ質の高い教育インフラを提供するべきか。その解答の一つとして、南流山での成功体験は大きな示唆を与えている。
ゼロから新校舎を建設する場合に比べて大幅な工期短縮とコスト削減を実現しつつ、既存の大学施設という質の高いハードウェアを活用するアプローチ。全国から訪れる行政視察団は、単に建物の美しさを見るだけでなく、都市計画と教育行政がどのように密接に連携して短期間でプロジェクトを成し遂げたのか、そのプロセスに熱い視線を注いでいる。