Q1:写真みたいな絵を描く画家は、写真をそのままトレース(トレス)しているのですか?
A1:作家によって手法は異なりますが、写真を下絵として参考にする場合でも、そのままなぞるだけではリアルな絵にはなりません。写真の歪みを補正し、人間の目が見たときの立体感や空気感、彩度のバランスを画家自身の解釈で再構築(誇張や省略)しているからこそ、本物以上の存在感が生まれます。
Q2:1枚の超写実絵画を描き上げるのにどのくらいの時間がかかりますか?
A2:サイズや使用する画材によって異なりますが、F10号(約53×45cm)前後の油絵の場合、100時間から300時間以上、期間にして数ヶ月から1年近くかかるのが一般的です。色鉛筆や鉛筆による細密画でも、数十時間から100時間以上の緻密な作業が必要とされます。
Q3:色鉛筆で写真のように描く場合、消しゴムで修正はできますか?
A3:油性色鉛筆は顔料とワックス成分が紙の繊維に定着するため、通常のプラスチック消しゴムで完全に消すことは困難です。そのため、練りゴムで軽く叩いて色を薄くするか、微小なハイライト部分には電動消しゴムやカッターの刃先で表面を極薄く削る手法が使われます。