時代は下り、2026年代に入るとテレビを取り巻く環境は一変した。スマートフォンの普及とタイパ(タイムパフォーマンス)重視の風潮により、朝8時にテレビの前に座る人は激減。かつて「合格ライン」とされた世帯視聴率20%の壁は、今やとてつもなく高いものとなっている。
現在では、リアルタイム視聴率が15%前後であっても「大ヒット」と評価される。数字だけを見れば衰退しているように映るかもしれない。だが、現実はそう単純ではない。NHKプラスでの同時・見逃し配信の再生数はうなぎ登りであり、ネット上での熱量はむしろ上がっているのだ。視聴率という単一の物差しでは測れない、新しいヒットの形がそこにある。