いまテレビ業界は、大きな歴史的転換点に立たされている。従来の横並び意識や、万人受けを狙った安全パイの番組作りは、若い世代を中心とする視聴者のテレビ離れを加速させる結果となった。
そのなかで、エッジの立ったトークバラエティが果たすべき役割は大きい。『アウト×デラックス』が提示する「異質なものへの寛容さ」や「個性の爆発」は、過度な同調圧力を感じる現代社会において、一種の清涼剤として機能している。テレビというメディアが再び熱量を取り戻すためのヒントが、この番組の軌跡の中に凝縮されていると言っても過言ではない。