Z世代を中心に拡散したTikTokのショート動画では、この曖昧さを逆手に取ったミームが日常的に生み出されている。「Maybe, but actually no(たぶんね、でも実際は無理)」といった自嘲気味な構文や、画面上のテロップで本音を暴露するフォーマットが世界中でバズを連発。SNS空間では、もはや純粋な期待を示す言葉としては機能していない。
若者たちは、相手からのプレッシャーを回避するためのユーモアとしてこの言葉を消費する。コメント欄を見渡せば、「Maybe」という一言に対して「That means zero percent lol(それって確率ゼロってことじゃん笑)」といった返しが当然のように並ぶ。デジタルネイティブが生み出した、現代的な距離感の取り方がここにある。