ひつまぶしの登録商標を持ち、全国にその名を轟かせる名古屋の名店「あつた蓬莱軒」をはじめとする老舗では、格式ある料理を美味しく、美しくいただくための細やかなマナーが存在します。
決して堅苦しいルールではありませんが、以下のポイントを意識するだけで、同席者にも好印象を与える洗練された所作になります。
1. お櫃のフタは右斜め奥に置く
お櫃のフタを開けたら、裏返して水滴が垂れないよう配慮しつつ、お膳の右奥または邪魔にならない位置へ静かに置きます。
2. しゃもじは両手で扱い、すくいすぎない
しゃもじでお櫃を4等分する際は、器を傷つけないよう静かに刃を入れます。お茶碗に移すときは山盛りにせず、茶碗の6〜7分目程度によそうことで、薬味を乗せやすく出汁を注いでもこぼれにくくなります。
3. お茶漬けをすする際の器の持ち方
3杯目や4杯目の出汁茶漬けをいただく際は、お茶碗に口を直接つけてかき込むのではなく、お茶碗をしっかり左手で持ち上げ、お箸で上品に口へと運びます。最後にお櫃に残ったご飯粒も、しゃもじで丁寧に集めてお茶碗に移すのが美しい食べ終わり方です。