医療法人社団曙光会鳥居内科クリニック院長であり、消化器内科専門医の鳥居明医師は、この現象について次のように分析する。「ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、腸の動きをコントロールする交感神経と副交感神経のスムーズな切り替えが損なわれます。これは自律神経失調症に見られる症状とも深く関連しており、脳が不安を感じると腸が直ちに暴走してしまうのです」。
鳥居明氏によると、特に朝の通勤時間帯は自律神経が切り替わるタイミングにあたり、胃腸がもっとも敏感になりやすい。「お腹が痛くなったらどうしよう」という事前不安そのものが強力なストレス源となり、さらなる腹痛を呼び寄せる負のループを形成してしまうため、早めの対処が欠かせない。