MLBの新人王(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)は、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者の投票によって、アメリカン・リーグとナショナル・リーグから各1名のみが選出される格式高いアワードです。長い歴史の中で受賞を果たした日本人選手4名の成績を振り返ります。
◆ 日本人メジャーリーガー歴代新人王受賞者と主要成績
- 野茂英雄(1995年 / ロサンゼルス・ドジャース)
成績:28試合 13勝6敗 防御率2.54 236奪三振(最多奪三振タイトル獲得) - 佐々木主浩(2000年 / シアトル・マリナーズ)
成績:63試合 2勝5敗37セーブ 防御率3.16 78奪三振(当時の新人最多セーブ記録) - イチロー(2001年 / シアトル・マリナーズ)
成績:157試合 打率.350 242安打 56盗塁 69打点(首位打者、盗塁王、ア・リーグMVP) - 大谷翔平(2018年 / ロサンゼルス・エンゼルス)
投手成績:10試合 4勝2敗 防御率3.31 63奪三振
打者成績:104試合 打率.285 22本塁打 61打点 10盗塁 OPS.925
1995年にドジャースでデビューした野茂英雄は、独特の「トルネード投法」と鋭く落ちるフォークボールで強打者をねじ伏せ、日米で社会現象を巻き起こしました。当時ナ・リーグ屈指のスラッガーであったチッパー・ジョーンズ(ブレーブス)との激戦を制しての受賞は、日本人選手がMLBトップクラスに通用することを証明した歴史的転換点でした。
2000年には「ハマの大魔神」こと佐々木主浩がマリナーズのクローザーに抜擢され、落差の大きいフォークを武器に37セーブをマーク。32歳での新人王獲得は、救援投手としての圧倒的な支配力が高く評価された結果です。