押切もえさんの原点といえば、1990年代後半のコギャルブームです。高校時代に渋谷でスカウトされたことをきっかけに、伝説のギャル雑誌『egg』の読者モデルとして活動をスタートさせました。
当時のスタイルは、日焼けサロンで焼いた小麦色の肌に金髪のメッシュヘア、目の周りをホワイトパウダーで囲む「マンバ」「コギャル」テイストを取り入れたアグレッシブな装いでした。その後、ティーン向け人気誌『Popteen』の専属モデルへステップアップを果たすと、瞬く間に女子中高生のトレンドセッターとして絶大な支持を獲得します。
当時の渋谷109前やセンター街で開催されたイベントには、押切もえさんを一目見ようと数千人規模のファンが殺到する事態になりました。華やかに見える一方で、本人は後に「自分の居場所を探すのに必死だった10代だった」と回顧しています。過酷な撮影スケジュールをタフに乗り切ったこの時期の経験が、後のストイックなプロ意識の土台となりました。