映画『トップガン マーヴェリック』の大ヒットに見られるように、最新兵器や軍事の世界観に対する市民の関心はエンターテインメントの枠を超えて広がっている。YouTube上には各国の軍用機や軍事演習を精緻に解説するチャンネルが乱立し、軍事ドキュメンタリーが世界的なストリーミングプラットフォームでランキング上位を飾ることも珍しくない。
このような一般層のミリタリー知識の上昇は、世論を通じた防衛政策への関心拡大という形で政治にも影響を与えている。SNSや動画メディアを媒介にして軍事情報の透明性が高まる一方、フェイクニュースやプロパガンダの拡散も加速。戦場の真実と世論の誘導が紙一重で行われる時代において、メディアが果たす役割と市民のリテラシーがかつてなく問われている。