一般に「免税店」と一括りにされがちですが、実態は「Duty Free(デューティーフリー)」と「Tax Free(タックスフリー)」で免除される税金の種類も対象者も大きく異なります。空港にある店舗と街中にある店舗でも取り扱いが分かれています。
「Duty Free」は、法的に日本国内と外国の境界線に位置する「保税地域」に準じた扱いの店舗です。外国から輸入された物品に関税が課される前の状態で販売されるため、輸入関税に加えて酒税やたばこ税、消費税まで一切かかりません。国際空港の出国ゲートを通過した後の制限エリアにある免税店がこれに該当します。都心の百貨店などにある「空港型市中免税店(銀座や有楽町などの店舗)」も同じ仕組みを採用しており、航空券の提示で購入し、商品は出国当日に空港内の保安エリアで受け取ります。
一方の「Tax Free」は、街のドラッグストアやドン・キホーテ、家電量販店などに設置されている通常の「輸出物品販売場」です。ここでは輸入関税などは免除されず、商品の販売価格に含まれる国内消費税のみが免税されます。