かつての下町情緒を残しつつも、近年の名古屋駅西口再開発事業によって風景は一変した。東海旅客鉄道株式会社(JR東海)によるターミナル機能の強化や周辺ビルの建て替えが進むなか、太閤通口の正面に位置するビックカメラ名古屋駅西店の存在感は日増しに高まっている。東口の高層ビル群に対抗するように、西口エリアの商業的求心力を一身に背負う。
名駅周辺は名だたる大手家電量販店がしのぎを削る超激戦区だ。その中で同店が確固たる支持を維持し続けている理由は、圧倒的な駅チカ立地と、地域密着型の売り場作りに他ならない。新幹線の改札口から徒歩数分という抜群のフットワークは、急な出張でのガジェット調達から週末のファミリー層によるまとめ買いまで、幅広いニーズを難なく受け止める強靭なインフラとなっている。