園内の中央にそっと佇む茶室「清羽亭」は、京都の数寄屋大工が伝統技法を駆使して建築した木造建築の至宝である。白鳥が舞い降りる姿をイメージした屋根の曲線の美しさは際立っており、池に浮かぶかのように配置された姿は庭園全体の中核をなしている。内部からは水面を渡る清涼な風を感じながら本格的な抹茶を楽しむことができ、至福のひとときを約束する。
秋の夜長に開催される「観月会」などの伝統行事では、昼間とは全く異なる神秘的な情景が広がる。幽玄な伝統音楽が響き渡る中、澄み渡った夜空に浮かぶ月と水面に映る月影が交錯する瞬間は、訪れた者の記憶に深く刻まれる特別な体験となる。