同店の暖簾をくぐる人の約8割が注文すると言っても過言ではないのが、名物のヒレステーキです。サーロインやロースに比べて脂身が少なく、赤身の繊維がきめ細やかなヒレ肉を、職人が絶妙な火入れで焼き上げます。熱々の鉄板から立ち上る湯気とともに運ばれてくるステーキは、ナイフを入れた瞬間に抵抗なくスッと刃が通るほどの柔らかさを誇ります。
肉本来の芳醇な旨味を引き立てるのが、卓上に用意された調味料の数々です。王道のアメリカンな「A1ソース」や「No.1ソース」だけでなく、ふりっぱーオリジナルの酸味を効かせた醤油ベースの特製ソースやにんにく醤油が用意されており、味の変化を最後まで楽しむことができます。さらに、肉の前に提供される独特の白濁したポタージュスープ(沖縄ステーキ店特有のどこか懐かしいマッシュルーム風味のスープ)と、トーストまたはライスの組み合わせが、食事全体の満足度を極限まで押し上げています。
近年の原材料費高騰に伴いメニューの価格改定は段階的に行われているものの、セット内容のボリュームと肉質を考慮すれば、都市部の高級鉄板焼き店では考えられないほどのコストパフォーマンスを維持しています。SNSや口コミサイトにおける「200gでもペロリと完食できた」「脂っぽさが一切なく、翌日胃もたれしない」という評判は、決して大げさな誇張ではありません。