なぜ高槻にはこれほどまでにレベルの高いバーが集積しているのか。その答えを探ると、隣接する山崎の地にたどり着く。サントリーの創業者である鳥井信治郎が日本初の本格ウイスキーづくりを目指し、山崎蒸溜所を開設してから100年あまり。サントリーホールディングスが推進してきた山崎蒸溜所100周年事業を経て、地域の洋酒文化はさらに深化を遂げた。
高槻市は、このウイスキーづくりの聖地に極めて近い。質の高い水と澄んだ空気に恵まれた地理的条件は、熟成されたシングルモルトウイスキーを心ゆくまで堪能する土壌を完璧に整えている。半世紀以上にわたり日本のウイスキー・カクテル産業を牽引してきた熱量が、この街のバーカウンターにも脈々と息づいているのだ。