フェニックスカントリークラブは、住吉(Sumiyoshi)、高千穂(Takachiho)、日向(Hyuga)の3コース各9ホール、計27ホールで構成されています。毎年11月に開催される「ダンロップフェニックストーナメント」で使用されるのは「住吉コース」と「高千穂コース」を組み合わせた18ホールであり、世界基準のショットクオリティが試される設計となっています。
コース全体の難易度を極限まで引き上げている最大の要因は、樹齢数十年におよぶ密集した「黒松林」です。空中ハザードとして立ちはだかる枝葉は、わずかなスライスやフックを容赦なく弾き落とし、林の中に打ち込めばペナルティ覚悟のレイアップを余儀なくされます。さらに、日向灘から吹き付ける重い海風が風向きの読みを難解にし、距離感を狂わせます。
各コースのキャラクターは極めて明確に分かれています。
- 住吉コース:トーナメントのインコースとして数々のドラマを生んできた最高難度の9ホール。自然の起伏と松林のプレッシャーが最も強く、正確無比なティショットが要求されます。
- 高千穂コース:アウトコースとして使用され、雄大な景観の中に巧みなクロスバンカーが配置された戦略的レイアウト。グリーン周りのガードバンカーが深く、スピンコントロールが生命線となります。
- 日向コース:リゾートらしい開放感を持ちつつも、巧みに池やアンジュレーションが配された設計。住吉や高千穂とは一味異なる柔軟なルート選択とコースマネジメントが求められます。
全ホールでキャディ付きの歩行プレー(一部カート併用プランあり)が基本となっており、卓越した観察眼を持つ専属キャディによるグリーンの芝目や風の読みが、プレーヤーの大きな助けとなります。