歴史の教科書が書き換わるかもしれない。今年、鹿児島市内の旧家から見つかった一通の書簡が、歴史学者たちの間で激しい議論を巻き起こしている。差出人は西郷隆盛。宛先は、かつての盟友であり、後に敵対することとなった大久保利通の側近だ。
これまで、西郷は不平士族たちに担ぎ上げられ、受動的に挙兵したという見方が強かった。しかし、この書簡には「我が命をもって、新政府の暴走を止める楔(くさび)とする」という、極めて意志的な言葉が残されていた。これは単なる反乱ではなく、彼なりの「国家救済の手段」だったのではないか。専門家は興奮を隠せない様子で語る。