伝統的な「やまとなでしこ」のイメージに強烈な風穴を開けたのが、1992年グランプリの藤原紀香だった。健康的な肉体美、弾けるような笑顔、そして自らの意見を堂々と発信する現代的なスタンスは、バブル崩壊後の沈滞した空気を吹き飛ばすほどの衝撃を与えた。
彼女の登場はエンターテインメント産業における女性タレントのあり方を根底から塗り替えた。数々の連続ドラマで主演を飾り、CM女王として君臨する一方で、国際的な人道支援活動にも情熱を注ぐ姿は、後進のミスたちにとって「自立した女性のロールモデル」として決定的な道標となったのである。