ミスチル名曲「Tomorrow Never Knows」歌詞の意味とタイトルの真相

ミスチル名曲「Tomorrow Never Knows」歌詞の意味とタイトルの真相

ミスチル名曲「Tomorrow Never Knows」歌詞の意味とタイトルの真相の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

楽曲の根幹をなすタイトル「Tomorrow never knows」には、ロック史における明確なルーツが存在します。音楽ファンの間では広く知られている通り、元ネタはザ・ビートルズ(The Beatles)が1966年に発表した名盤『Revolver』のラストを飾る同名曲『Tomorrow Never Knows』(ジョン・レノン作)です。

英語の文法としては変則的(主語がTomorrowで動詞がknowsという擬人化、あるいは口語的な慣用表現)なこのフレーズは、直訳すると「明日は決して分からない」となります。「明日のことなど誰にも分かりはしない」という諦念にも似たフレーズをタイトルに据えた背景には、当時の桜井和寿が直面していた劇的な環境変化がありました。

前作『innocent world』の大ヒットにより、一夜にして国民的ロックスターへと押し上げられたMr.Children。当時の特番インタビューや手記において桜井自身が語ったところによると、急速な名声とプレッシャーの中で歌詞の締め切りに追われ、ツアー先である名古屋の滞在先ホテルの周辺をジョギングしている最中にサビのメロディと歌詞の断片が一気に降りてきたといいます。自室に戻り、ノートにペンを走らせて完成させたその言葉には、狂騒の中心にいながらも冷静に自分自身を見つめ直す青年のリアルな心情が刻み込まれました。

さらに、プロデューサーの小林武史による大胆な打ち込みドラムループの導入と壮大なストリングスアレンジが融合したことで、バンドサウンドの枠を超えた普遍的な名曲へと昇華されたのです。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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