この都市伝説がここまで強固に定着した背景には、他のミュージシャンやプロレス界の事件との「記憶の混同」も指摘されています。
1990年代の日本のロックシーンやパンクシーンでは、ライブハウスでの機材破壊やパイプ椅子を使った乱闘パフォーマンスが珍しくありませんでした。また、フォークロック界の大御所であるTHE ALFEEの桜井賢氏にまつわるネタや、プロレスの試合におけるパイプ椅子攻撃のイメージが、ネット上の悪ふざけや誤認によって「ミスチル桜井和寿の過激エピソード」として結びつけられた側面があります。
さらに、当時の音楽番組やラジオ番組で桜井本人が語った「昔はライブで客が乗ってくれないと本気でイラついていた」「生意気な態度をとっていた」という反省混じりのトークが、ネットユーザーの間で尾ひれをつけられて拡散したことも決定打となりました。