スタンプ帳のページが赤や黒のインクで埋まっていくにつれ、旅人の心に残るのは走行距離の数字だけではない。
早朝の山あいで食べた出来立ての玉こんにゃくの湯気。沿岸部の道の駅で「遠くからよく来たね」と声をかけてくれたおばあちゃんの笑顔。夕暮れの日本海に沈む夕日の茜色。
東北「道の駅」スタンプラリーの本質は、効率よくスタンプを集める作業にはない。車を走らせ、未知の町に立ち寄り、その土地の空気と人々の温もりに触れることそのものにある。次の休日は、スタンプ帳を助手席に置いて、東北の大地へ飛び出してみてはいかがだろうか。