トンボに命を吹き込んだ声優は、日本アニメ界を牽引し続ける山口勝平氏です。『名探偵コナン』の工藤新一/怪盗キッド役や『ONE PIECE』のウソップ役、『らんま1/2』の早乙女乱馬役などで知られるレジェンド声優ですが、本作は彼にとってスタジオジブリ作品への初出演を果たした記念すべき記念碑的作品となりました。
当時、声優キャリアの初期にあった山口勝平氏は、宮崎駿監督による緻密なディレクションを受けながら収録に臨みました。空への純粋な情熱をたぎらせる少年特有のハスキーで抜けの良い声筋は、公開から長い年月を経た現在でも色褪せない魅力を放っています。
トンボのカラッとした明るさと、少し不器用ながらも真っ直ぐな少年の内面を見事に表現した山口氏の好演は、本作が世代を超えて愛され続ける大きな原動力となっています。