魔王・山本五郎左衛門の正体とは?『稲生物怪録』最強妖怪の真実

魔王・山本五郎左衛門の正体とは?『稲生物怪録』最強妖怪の真実

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『稲生物怪録』の舞台である広島県三次市は、現在も妖怪文化の世界的中心地として機能しています。2019年に開館した日本初の公立妖怪博物館「湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)」には、膨大な『稲生物怪録』の絵巻物や歴史資料が集約され、当時の怪異の様子が克明に保存されています。

取材班が注目したのは、山本五郎左衛門が平太郎に授けたとされる「魔王の木槌」の実在性です。この木槌は単なる創作上のアイテムではなく、歴史的遺物として現実世界に受け継がれてきました。

平太郎こと稲生武太夫の没後、魔王の木槌は稲生家の家宝として丁重に保管され、後に広島市東区にある日蓮宗の寺院「國前寺(こくぜんじ)」に寄進されました。現在も國前寺の寺宝として厳重に保管されており、実在する歴史的証拠として民俗学者や研究者の間で極めて高い評価を得ています。また、三次町に鎮座する「稲生神社」には稲生武太夫自身が御祭神の一柱として祀られており、魔除け・厄除け・勝負運のご利益を求める参拝者が後を絶ちません。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。