夜通し続く泣き叫びの渦中にいる親にとって、最大の関心事は「魔の三週目 いつまで続くのか」という終着点の見通しでしょう。ゴールの見えない暗闇を歩くことこそが、人間のメンタルを最も激しく削り取るからです。
小児科領域の追跡データや乳幼児の啼泣(ていきゅう)発達曲線によると、赤ちゃんのぐずりは生後3週頃から助走を始め、魔の三週目 ピーク時期は実際には生後6週間から8週間頃(生後1ヶ月半〜2ヶ月頃)に訪れます。「3週目」という呼び名から「1週間耐えれば終わる」と誤認されがちですが、実際にはここからが泣きの本格的な上昇カーブの入り口となります。
その後、赤ちゃんの昼夜の体内リズムを司るメラトニンの分泌が軌道に乗り、満腹中枢や消化器官が整ってくる生後10週から12週(生後3ヶ月前後)にかけて、啼泣時間は劇的に減少カーブを描きます。つまり、生後3週目から始まるぐずり期は、およそ1ヶ月から1ヶ月半ほどが最も過酷な山場であり、生後100日を迎える頃には大半が嘘のように落ち着いていきます。