メディアで頻繁に「限界」が指摘される社会民主党だが、直面する危機の本質は票数の低下だけではない。独自取材によって浮き彫りになったのは、資金面と組織のガバナンスにおける二重の機能不全である。特に深刻なのが、法律上の政党要件を割り込む恐怖だ。要件を失えば政党交付金の交付が止まり、日常的な党運営すら成り立たなくなる。
さらに党内を暗く影を落とすのが、路線の選択をめぐる深刻な内部対立である。リベラル派の理念を純粋に保つべきだと主張する一派と、他党との現実的な共闘や合流を模索する実務派との間で、激しい議論が戦わされてきた。こうした内部の亀裂が外に漏れ出すたび、有権者の失望は深まり、メディアが報じない党内の冷戦状態がジワジワと組織を蝕んでいる。