本が倒れる最大の原因は、底面の摩擦力不足とスタンド自体のしなりにある。近年のトレンドとなっているスチール製ブックスタンドは、素材の厚みをミリ単位で最適化し、荷重がかかった際の歪みを極限まで抑える設計が施されている。
底板を本の自重で押さえつける「L字構造」のテコの原理を最大限に活かしつつ、底面に微小なシリコン製滑り止めを配置する工夫が一般化した。これにより、分厚い辞書や画集を何冊立てかけても、びくともしない安定性を手に入れている。100円ショップの製品開発における構造計算の精度は、ここ数年で飛躍的な向上を遂げた。